小学6年と中学3年の全員を対象にした文部科学省の全国学力テストが4月18日に行われ31日に平均正答率が公開されました。
岩手県では、全国平均を上回った科目は小学校国語のみ。
特に中学校英語で全国平均を9ポイント下回り、大きな差がついたようです。
小学校の国語は自分の考えをまとめる問題で正答率が伸び、全小問で無回答率が低かった。算数はデータの活用を問う設問で全国平均を上回ったが、図形の性質を捉える力に弱さが見られた。
中学校の英語は「書くこと」に課題があり、社会的な話題について考えを書く問題で無回答が多かった。
数学は正答率46%と平均を5ポイント下回り、過去5年で全国との差が最も開いた。自然数の意味を問う設問で正答率が低く、知識・技能の定着不足が浮かび上がった。国語は全国平均をやや下回った。
岩手の生活環境について
計画を立てて家庭学習をすると答えた割合は小中学生とも全国平均を上回ったが、学校以外で平日 1時間以上勉強する割合は中学生で平均を5.2ポイント下回る。
ちなみに、お隣の秋田県は、
小中学校で国語が全国トップ(小学校はタイ)、小学校の算数は全国4位タイなどほとんどの科目が全国平均を上回った。
中学校の英語は平均をやや下回ったものの、国語で4ポイントほど全国平均より高かった。数学は1ポイントほど上回った。
全国学力・学習状況調査:教育課程研究センター:国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research (nier.go.jp)