デフレからインフレになるとはどういうこと?
マイホームをお考えの方にお薦めします📗この本のポイントをご紹介します。
この本を読んで、安心でお得な住宅ローンを組んで欲しいです。一緒に知識を共有しましょう!詳細は書籍を購入してみてください。
真っ先に重要なポイントを強調します。
それは、
「賃貸よりも持ち家が有利」
「住宅ローンを借りるなら、固定金利よりも変動金利が有利」
「借入期間はできるだけ長くする」
「繰上返済や頭金はNG」
という点です。これらの根拠を本書で詳しく説明しています。
デフレ時代の振り返り
日本は1991年のバブル崩壊から約30年にわたりデフレが続きました。デフレとは物価が下がることです。物価が下がると企業の売上が減少し、賃金が上がらなかったり、設備投資ができなかったりするなど、不景気の状態が続きます。政府と日銀は物価を上げるために長年取り組んできましたが、なかなか成功しませんでした。しかし、2022年ごろから物価が上昇し始め、インフレへの転換が見られるようになりました。
インフレの兆候
2022年半ばから消費者物価指数が上昇し、2023年6月には食料品の上昇率が約47年ぶりの高水準となりました。これは、日本がデフレを脱し、インフレに向かっていることを示しています。著者は今後、日本は緩やかなインフレが基本になると考えています。
バナナの具体例で説明
インフレが起きるとお金の価値が下がるということを、バナナの例で説明します。たとえば、昨年のバナナの価格が1房100円だったとします。今年、そのバナナの価格が150円に値上がりしました。この場合、バナナ1房の価値は変わっていませんが、お金の価値が下がっているため、同じバナナを買うのに150円が必要になります。
住宅購入に与える影響
バナナの値上がりが生活費に影響を与えるように、インフレは住宅購入にも大きな影響を与えます。例えば、昨年4,000万円で買えたマンションが、インフレによって6,000万円になったとします。このとき、昨年4,000万円で購入した人は「安く買えてラッキー」と思うでしょうが、今から買おうとする人は「もっと早く買っておけばよかった」と後悔するでしょう。
住宅ローンを使うメリット
インフレの時代には、現金の価値が下がるので、早めに資産を購入することが有利です。しかし、住宅を現金一括で買える人は少ないため、住宅ローンが重要な役割を果たします。インフレにより、借金の実質的な負担が軽減されるため、住宅ローンを利用して早めに家を買うことが有利になります。
具体例
例えば、4,000万円の物件を4,000万円の住宅ローンで購入したとします。数年後にインフレが進み、物件の価値が6,000万円に上がり、ローンの残高が3,000万円に減った場合、家を売れば3,000万円の利益が出ます。このように、インフレ時代には資産価値が上がり、借金の負担が減るため、住宅ローンを組むことが非常に有利です。
この一節のまとめ
インフレ時代には、持ち家を購入することが賃貸よりも有利であり、特に変動金利の住宅ローンを組むことで資産運用のメリットも得られます。今後の日本経済を見据えた上で、早めに家を購入し、インフレの恩恵を受けることが重要です。