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デフレからインフレへ、不動産価格の関係は?
この節では、デフレからインフレに向かう日本経済の中で、住宅ローンの金利と不動産価格がどのように関わっているかを説明しています。
著者は、
「賃貸よりも持ち家が有利」
「固定金利よりも変動金利が有利」
「借入期間は長くする」
「繰上返済や頭金はNG」
といった重要なポイントを最初に強調しています。
金利とは何か
金利は「お金を借りるためのコスト」を示します。金利が高いとお金を借りるコストが高くなり、金利が低いとお金を借りるコストが低くなります。金利はお金の需要と供給によって変動します。
金利と不動産価格の関係
- 金利が上昇すると、不動産価格は下がる。
- 金利が下落すると、不動産価格は上がる。
これは、低金利のときに住宅ローンを借りやすくなり、より多くの資金を借りることができるため、不動産の需要が高まり、価格が上昇するためです。
具体的には…
例えば、変動金利が1%のときに5,000万円の住宅ローンを借りると、毎月の返済額は約14万円になります。一方、変動金利が0.3%になると、同じ毎月約14万円の返済額で約5,700万円を借りることができます。このように、金利が低いとより多くの資金を借りることができ、不動産価格が上がります。
金利と不動産価格の実例
国土交通省の不動産価格指数を見ると、2012年頃から不動産価格が上昇し始め、2021年から急上昇しています。これは低金利の影響です。さらに、共働き世帯の増加も不動産価格の上昇に寄与しています。共働き世帯は収入が2馬力になるため、より多くの住宅ローンを借りることができ、高額な不動産を購入できるようになります。
ちなみに、東北地方と全国の戸建てに限った不動産価格指数を表してみました📈
今後の金利と不動産価格の見通し
著者は、今後金利が徐々に上がる可能性はあるものの、大幅な上昇はないと考えています。
理由は、日銀の金利コントロールと民間銀行の競争環境があるためです。
したがって、緩やかなインフレと低金利の環境が続く限り、住宅を購入することは依然として有利であると述べています。
この節のまとめ
「金利が上がると不動産価格が下がり、金利が下がると不動産価格が上がる」という基本的な関係を理解することが重要です。
緩やかなインフレが続き、低金利の環境が続く限り、住宅購入は有利な選択肢となります。