📗❸「持ち家」vs「賃貸」

マイホームが欲しい方は必読

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「持ち家」と「賃貸」、インフレ時代にはどちらがお得か？

結論：持ち家がお得

著者は、これからのインフレ時代には「持ち家」が賃貸よりもお得であると確信しています。これまでのデフレ時代では、持ち家と賃貸には一長一短がありましたが、インフレ時代においては持ち家が有利です。

具体的な比較

持ち家:
- 東京・世田谷にある築10年、駅徒歩5分の2LDK中古マンション（7,000万円）を購入する場合、諸費用を含めて7,560万円の住宅ローンを組む。
- 返済期間中の総コストは約1億円。
- メリット:
  - 資産形成になる。
  - 高齢期の生活の基盤になる。
  - 住宅ローン減税や団体信用生命保険が利用できる。
賃貸:
- 同じ物件を月額20万円の賃料で借り続ける場合、返済期間中の総コストは約9,000万円。
- メリット:
  - 引っ越しやすさ。
  - 賃貸物件の選択肢の多さ（新築3,000戸、中古8,500戸に対して賃貸は5万戸）。

金利と不動産価格の関係

金利が上昇すると、不動産価格は下がる。
金利が下落すると、不動産価格は上がる。

低金利時代には、住宅ローンを多く借りやすくなり、不動産価格が上昇します。例えば、変動金利が1%のときに5,000万円の住宅ローンを借りると、毎月の返済額は約14万円です。しかし、変動金利が0.3%に下がると、同じ毎月の返済額で約5,700万円を借りることができます。これにより、不動産価格が上昇します。