中古住宅購入後のリフォーム実態は⁉

中古住宅購入後のリフォーム実態は⁉

最中古住宅の67%がリフォーム意向を持つ

矢野経済研究所が2025年に行った調査によると、過去10年以内に中古住宅を購入した20歳以上の男女1,000人を対象に実施したアンケートで、「リフォーム・リノベーションをしたい」と回答した人が67%に上りました(「したい」14%、「どちらかというとしたい」53%)。

人気のリフォームポイントは「水回り」と「内装」

同調査で最も多かったリフォーム内容は、「トイレ」55.5%(555人)、「壁・天井」54.1%(541人)、「床」49.9%(499人)、「キッチン」48.6%(486人)、「浴室」46.9%(469人)、「洗面台」43.4%(434人)と、水回りと内装が中心であることが示されました。

リフォームにかける金額は?

リフォーム費用は「100万円未満」が22%(220人)で最多、次いで「50万〜100万円未満」14%(140人)、さらに「100万〜300万円程度」で実施されるケースも多く、平均金額は約300万円と試算されています。この金額は水回り(トイレ、キッチン、浴室、洗面台)の交換や壁紙・フローリングの張り替えを含む規模のリフォームが多いことを示しています。

リフォームをしたい理由は?

「経年とともに設備の劣化や汚れが想定されるから」が57%(570人)と最も多く、しかし「実施時期はわからない」と回答する人も200人以上にのぼり、時期の判断に迷う人も少なくありません。

まとめ

中古住宅リフォームは水回りや内装が中心で、予算は100万〜300万円程度が主流です。特に築20年以上の住宅では水回りの劣化が顕著で、早期のリフォームが必要とされています。中古住宅購入を検討している方は、自分が何を改修したいのか、いくらまでかけられるのか、具体的な見積もりを含めた事前調査をしておくことが重要です。

今後も最新の住宅情報をお届けします。※引用:YKK APニュース